オメガバース好き女子のノート。

ボーイズラブ(BL)要素のみのブログです。オメガバース好き腐女子による、オメガバ作品の感想やまとめなど。はじめての方はABOUTからどうぞ。

【も】森世 ロマンティック上等 [あらすじ][ネタバレ][オメガバース]

 

【あらすじ】派遣社員の計は、まだ見ぬハイスペックな恋人を求めて自分磨きに余念がない。残業はせず仕事もテキトーにこなして、定時過ぎたら料理教室に直行。たかぶる熱を収めたい時は、幼なじみでセフレの次継の優しさに甘えて、Hに没頭する日々。ある日、合コンで理想通りの超絶イケメンエリート・駅人に出会うも、彼は複数の恋人を囲ってハーレムを作るような奴で!?地位か? それとも愛か? 先の読めないトライアングル・ラブ!!

 

書籍情報

発行:ふゅーじょんぷろだくとオメガバース プロジェクト コミックス

紙書籍発売日:2015年9月24日 電子書籍発売中

f:id:yukioko:20180629003835p:plainf:id:yukioko:20180629004031p:plainf:id:yukioko:20180629004207p:plainf:id:yukioko:20180629004237p:plain

 

主な登場人物

攻:計の幼馴染で会社員 次継 β 、会社CEO 駅人 α

受:派遣社員 計  Ω

 

はじめに。

『ロマンティック上等』は、森世先生の単行本化済のオメガバース2作品のうちの一作目で、オメガバースが商業誌に登場するようになった、ごく初期の頃の作品のうちの一つ。 私が、オメガバースを知るきっかけになった作品でもあります。超有名作品ですね。 

 

もし友人が、「オメガバースってどんな話なの?」「どれから読むのがオススメ?」と訊いてきたら、私なら『ロマンティック上等』を貸してあげます。 

オメガバース作品には、話のはじめに大体『オメガバースとは?』という解説がありますが、それを見て今一つ掴み切れないなあ…と思った方も、大丈夫。この作品を読めば、オメガバースの基本設定とされている各要素が大体一通り盛り込まれているので、「そういうことか~」と靄(もや)が晴れると思います。 

この作品は、例えるならば”オメガバースW3C”、みたいな感じのお話だと思います(判り辛い?汗)。言い換えると、標準書とかロールモデル?。

超初心者におススメのオメガバース作品です。

 

 

こんなお話です。

さて。ロマンティック上等ってどんなお話かといいますと。

 

派遣社員として働く計は、いつかαの玉の輿に乗ることを目標に、自分磨きにも余念がない、自分大好き&したたか系Ω。そんな一見リアリストにみえる計ですが、αとΩだけが結べる”番”という関係に憧れを抱いているロマンチストでもあります。

計には、小さい頃からいつも計のそばで、計を見守り・助けてくれている、βの次継という幼馴染がいます。計は抑制剤や特効薬が効きにくい体質で、長い間、重い発情期の度に、都合よく次継のカラダを頼ってきました。

 しかし、計が「番集めしてんだ」と平然と言って除ける、オメガバースの世界では『典型的な階級上位で支配する側の人間』で若きCEOのα、駅人に目を付けられてしまったことから、危うい均衡を保っていた計と次継、そこに駅人が加わった3人の関係性に変化が訪れて……。

  

見どころは、

Ωであるという劣等感を隠し持ち、それ故にΩであることを逆手に、意地でも他人が羨むような幸せを手に入れたいと必死な計。一方で、冷静に自己分析しようとしている節もあり、誰よりもΩ性がどういうものか分かるからこそ、長い間、本当の気持ちに素直に向き合うことができずにいます。『男漁りばかりしてる』ように見えても、一番大切なものはちゃんと見えているはずなのに…。

 

そんな計が苦しみもがきながら、この世界でどう幸せをつかんでいくのか…。ハラハラドキドキの展開から目が離せません。 

 

おわりに。【感想】【ネタバレ注意】

物語の中盤までは、主人公の計にはイラっとさせられる場面が多く、計よりも次継のほうに感情移入しながら読んでいました。次継、いい男すぎて…。 でも、自分カワイイ・イケイケΩにみえる計ですが、意外にも社会的感覚は至極真っ当で、”ダメな奴”、と思っても憎めない…。読み進めるうち、徐々に好感度が上がっていき、最後は計よかったね、次継おめでとう、と心から思いました。

駅人も”最低のヒドイ奴”だけど、本人はいつも本気で微塵も悪気がないからどうも憎み切れなかった…。あとがきで、先生が「αの横暴が許される社会こそがひどい」と仰っていた通り、それが許される社会を普通に生きてるだけなんですよね。

 

オメガバースって、何とも理不尽で因果な世界ですね、そして滑稽…。でも、その理不尽で因果な世界の仄暗さと、そこで翻弄されながら必死に生きる人物たちに魅かれてしまいます。

この作品は、波乱に満ちた怒涛の展開を、ちゃんと一冊で落とし前つけてくれるので、読後はスッキリしました。森世先生はすごいストーリーテラーですね。

何度読み返してもドキドキしてしまう、ドラマテッィクな作品です。 オメガバースファンなら必読の一冊だと思います。

 

注目キーワード・セリフ

「αと番になれるのはΩの特権なんだよ」 

「どうせβの次継にはどうしようもないことばっかりだ」 

「番っていうのは主従関係なんだよ」

 

 yukioko評価

  • SWEET度 ★★★☆☆(回数:並)
  • すれ違い度 ★★★★★
  • せつなさ ★★★★☆

 

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL漫画感想へ
にほんブログ村